福島駅で遭遇した原型の200系新幹線電車!

福島駅でオリジナル塗色の200系電車に遭遇!


IMG_1882.JPG
▲福島駅13番線で発車を待つ200系電車


2005年10月10日、廃線の足音が迫る茨城県の鹿島鉄道線、福島県内のいわき~郡山間を結ぶ磐越東線、そして福島駅と郊外の飯坂温泉駅との間を結ぶ福島交通飯坂線への乗り潰しを終え発私は、福島駅から東北新幹線やまびこ号で帰路に着くことになった。

福島駅の新幹線改札口を抜け、高架上にある新幹線ホームへと上がるとそこに待ち受けていた車両は、白地に緑色の帯をまとったオリジナル塗色の200系新幹線電車であった。


200系新幹線電車について


IMG_1880.JPG
▲原型車は運転席が板ガラス形状


200系新幹線電車は、1982年の東北・上越新幹線の開業と同時に登場した初代営業用車両である。登場時は白地に緑帯という塗色であったが、1990年代後半から200系新幹線電車は延命を目的としたリニューアル工事が順次行われ、併せて塗色変更も行われたことから、2005年当時はオリジナルの塗色を纏う200系電車は数を減らしていた時期であった。

リニューアル車両は、塗色が境界部に緑色の線が入る白色と紫色のツートンカラーとなっていたことと、運転席部分の窓ガラスも板ガラスから曲面ガラスへと変更が行われ見た目にも若干の変化が加えられていたことが大きな特徴となっており、運転席部分に板ガラスが採用された原型の200系新幹線電車にお目にかかれたことには感動を覚えた。

福島駅のホームに停車していた200系新幹線電車は、先頭車のラウンドノーズの中央部分に四角い切込みと両脇部分に半円状の切込みが入っていたことから、山形新幹線の400系新幹線電車との併結用連結器・自動解結装置と前方確認用センサーが設置されたK編成であった。

東北新幹線200系電車と山形新幹線400系電車の併結運転は既に2001年で終了しており、2005年時点では山形新幹線400系電車の併結相手はオール2階建て新幹線車両であるE4系電車へと変更になっていたが、旅の締めくくりにほぼ原形をとどめたオリジナル塗色の200系新幹線電車と出会えたことは思わぬ収穫となった。


IMG_1881.JPG
▲奥に見えるのは秋田新幹線のE3系




この記事へのコメント

人気記事 - 24時間以内

人気記事 - 先月