関西私鉄寄り道紀行!京阪軌道線、テレビカー、南海ラピート乗車記 2004年夏休み・日本列島縦断の旅⑨

2004年 8月21日から24日にかけて東横イン金沢香林坊で3泊し、のと鉄道の完乗など所定の目的を果たした私は次の目的地京都に向かう。京都近郊には高校時代や予備校時代を含めて苦楽を共にした友人が複数名おり、この日の夜はJR奈良線山城多賀駅近くに住む友人宅に泊めてもらうことになった。

また、今回はせっかくの関西ということで、金沢駅からそのまま京都駅を経由して山城多賀駅に直行しても面白みがないので、関西の私鉄路線から特徴的な3路線をピックアップして、それらの路線を経由しながら山城多賀駅に向かうことにした。特徴的な3路線とは、京阪京津線の軌道線、京阪特急テレビカー、南海ラピートの3つのことであり、JR東海道本線の大津駅を下車してからはいろいろな私鉄路線を寄り道しながら関西空港駅まで乗り継ぐことから今回の旅の様子は「関西私鉄寄り道紀行!京阪軌道線、テレビカー、南海ラピート乗車記」と名付けて皆様にお届けすることにしたい。

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重厚な雰囲気の大津駅舎

2004年8月24日、金沢駅を9時37分発の福井行普通列車で旅立った私は、まずは大津駅を目指す。途中、敦賀駅と長浜駅でも乗り換えを行い、大津駅に到着したのは4時間30分後の14時7分であった。大津駅舎は重厚な雰囲気のある鉄筋コンクリート造2階建ての建物で、駅舎2階には飲食店なども充実していたことから、ここで遅い昼食を取り徒歩で京阪京津線の浜大津駅に向かう。
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浜大津駅に入線する京阪800系電車

京阪京津線は大津市の浜大津駅と京都市の御陵駅を結ぶ路線で、電車はそのまま京都市営地下鉄東西線に乗り入れて京都市役所前までの直通運転が行われていた。(その後、2008年に京都市営地下鉄東西線の太秦天神川駅の延伸開業に伴って、直通運転は太秦天神川駅まで延長された。)特徴的なのは、起点の浜大津周辺が道路との併用軌道になっており、いわば路面電車区間に地下鉄規格の4両編成の電車が乗り入れてくる点にあり、こうした点が日本で唯一の特徴的な路線だ。
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浜大津駅付近の併用軌道区間

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併用軌道区間へのアプローチ部分


実際に乗車すると浜大津駅から上栄町駅までの1区間は路面電車として道路上の併用軌道区間を走り、上栄町駅から京阪山科駅までは普通の鉄道路線として走り、京阪山科駅を過ぎると線路は地下に潜り地下鉄として終点の京都市役所前駅までの間を走るという、1つの路線で3種類の鉄道風景を楽しむことができる点がとても愉快だ。私は、京都市役所前駅の一つ手前の三条京阪駅で下車し、京阪特急テレビカーに乗り換えて淀屋橋駅へと向かった。
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三条駅の風景

京都市の出町柳駅と大阪市の淀屋橋駅を結ぶ京阪特急は、歴史と伝統のある特急列車で、1914年(大正3年)に登場した「史上初の料金不要の速達電車」にルーツを持つ。京阪電鉄は旅客サービスの向上に熱心な企業で、1953年(昭和28年)にサービス向上の一環として登場したのが京阪特急のテレビカーである。
テレビカーはその名の通り、車内にテレビが設置された車両で、車内では主にNHKのテレビ番組が放送されていた。当時のテレビ放送はアナログ放送だったことから、ところどころで映像が乱れていたことが記憶に残っているが、京阪特急のテレビカーは「時代の変化」によりその使命を終えたとして2013年までに姿を消してしまった。
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今はなき京阪特急テレビカー

京阪特急には終点の淀屋橋駅まで乗車。淀屋橋駅のホームには、ひったくりの注意を呼び掛ける標語が貼り付けられていたが、メッセージが直球なところが関西人の発想で面白いなと思い写真を撮ってしまった。淀屋橋駅からは地下鉄で難波に移動し、南海ラピートに乗り継ぐ。
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直球メッセージが印象的な標語


最後は車体デザインが大変特徴的な関西空港アクセス特急南海ラピートβで関西空港駅に向かいこの日の寄り道行程を無事に終えることが出来た。
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特徴的なデザインの南海ラピート

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関西空港駅まで乗車する

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関西空港駅改札口

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南海ラピートの指定券


<2004年8月24日の行程表>
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※列車時刻については当時のJTB時刻表で確認することが出来るもののみ記載
※路線に愛称名が付いている場合は愛称名を優先して記載
※乗車距離は営業キロをもとに算定

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